大島紬紀行
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本場大島紬のできるまで
大島紬の工程は、とても複雑で何百という工程にもなります。大島紬の工程を簡単に説明すると、次のような工程に分類することができます。

 
絣図案調整
 
 
織物設計
 
原料絹糸
 
絣糸
経糸
地緯糸
緯絣糸
経絣糸
地経糸
薄糊つけ
糸繰
整経
糊張り<フノリ>
染色
絣締加工
染色
緯絣筵
経絣筵
染色
絣筵部分解き
絣筵部分解き
摺り込み染
摺り込み染
糊つけ
絣筵全解
絣筵全解
水洗・仕上
燕熱処理
燕熱処理
水洗
水洗
糸繰
揚枠
仕上げ糊張り
管巻き
管巻き
絣糸配列
ビームに巻く
絣糸板巻
地経巻き
管巻き
地糸・絣糸配列
綜絖(アゼ)通し
筬通し
製織・手織り
 
絣調整
 
 
製品検査
 

大島紬のできるまでを振り返って
大島紬のように最初から最後までひとの手をわずらわせる織物は、その工程を一通り見てみると、あまりの大変さに後継者が育たないということがよくわかります。「織り子さんは大変だな」という感覚ぐらいしか持たずに、旅立ったのですが、何百という工程の中のたったひとつでも職人さんがいなかったら、大島紬は出来上がりません。
誰もが安心してほんものの大島紬を買えるという環境を作り上げるためにも、職人さん達に感謝と激励の意を込めて、適正価格を守っていく必要性を実感しました。「作る人がいるから、着る事ができる」単純なことなのですが、これこそが緊急課題なのです。大島紬は今、何もせずにいれば、後継者不足が原因で、確実にあと五年から十年で、これまで全国各地の幾多の織物が滅びたようになくなっていくであろうと考えられます。ほんとうに価値あるものは、なんとしても後世に残さなければならないと思いました。

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