大島紬物語③

◆人気の秘密


軽くあたたかい上質の細い絹糸が素材。一反わずか450グラムしかありません。テーチ木染めと泥染の過程で糸はやわらかくなり肩に軽くあたたかいし、縮まない糸の表面をおおう薄い膜が、樹脂加工の役目を果たし外からの汚れを防ぐとともに、生地を燃えにくくしています。

糸は人の手で何度ももまれることで、しなやかでしわになりにくく、雨に濡れても縮まないようになります。また静電気がほとんど発生しないので裾さばきが良く、絹ずれの音が心地良いといわれます。


泥染の染め場
泥染の染め場

その他にも、防虫効果や防カビ効果もあり、これらはすべて奄美大島紬独特の車輪梅(テーチ木)染めと泥染めによる不思議な力です。 流行や年代にあまり左右されない帯や裾回し小物で変化をつけやすく、同じ呉服を母娘で着用したり、お嫁入りに持って来た紬が子育てが終わった頃でも着られます。



テーチ木

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